しま

しま
I
しま
(接尾)
(1)名詞その他, 状態を表す語に付いて, そのような様子であることを表す。 さま。

「思はぬに横~風のにふふかに覆ひ来ぬれば/万葉 904」

(2)日時を表す語に付いて, 早々の意を表す。

「元日~から小言だ/滑稽本・浮世風呂 3」

II
しま【四魔】
〔仏〕 人々を悩ませ, 仏道修行を妨げる四種類のもの。 人間のもつ執着や欲望である煩悩(ボンノウ)魔, 苦しみを生じさせる陰魔(オンマ)(五陰魔・五蘊魔(ゴウンマ)), 死そのものの死魔, 人々が正しい道に進むことを妨げる他化自在天魔(天魔波旬)をいう。
III
しま【島】
(1)四方を水で囲まれた比較的狭い陸地。 海を隔てている本土より狭い陸地, また河や湖の中にある狭い陸地。
(2)ある限られた地域。 一般社会から区別された区域。 遊郭ややくざの縄張りなどをいう。

「この~はよその者には渡せない」「此の~初めての祝儀とて先づ嚊が手元へ二両投げければ/浮世草子・諸艶大鑑 5」

(3)「島台」の略。
(4)流水・築山のある庭園。

「み立たしの~を見る時にはたづみ流るる涙止めそかねつる/万葉 178」

(5)〔「島物」の略〕
「縞」に同じ。
IV
しま【島】
姓氏の一。
V
しま【志摩】
(1)旧国名の一。 三重県志摩半島の東部に相当。
(2)三重県西部, 志摩郡の町。 先志摩の大部分を占め, 伊勢志摩国立公園に属する。 真珠養殖が活発。
(3)福岡県西部, 糸島郡の町。 糸島半島西部で, 玄海国定公園に属する。 ハマユウが群生。
VI
しま【揣摩】
あれこれとおしはかって推量すること。 当て推量。

「~臆断する」「父の心意を斯様(カヨウ)に~する事を, 不徳義とは考へなかつた/それから(漱石)」

VII
しま【死魔】
(1)死を魔物とみた言葉。 死に神。

「~に魅入られる」

(2)〔仏〕 四魔の一。 死を, 寿命を奪って修行を妨げる魔物に見立てていう。
VIII
しま【縞・島】
筋によって構成された模様の総称。 特に, 二色以上の色糸を経(タテ)あるいは緯(ヨコ), また経緯(タテヨコ)に配してさまざまな筋を表した織物。 近世後期, 南方諸島から渡来した布の意である島渡り物に, 筋文様が多かったことからの呼称。 大名縞・子持ち縞・滝縞・矢鱈縞(ヤタラジマ)・棒縞・万筋・横縞・蹣跚縞(ヨロケジマ)など。
→ 筋※一※※一※(1)(イ)
IX
しま【詩魔】
〔白居易「閑吟」〕
詩情を刺激して作詩にふけらせる不思議な力をたとえた語。

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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